患者さん一人一人、
多くの困難に立ち向かって闘病されています。
私たちの人生でも多くの困難があります。
どうかこれらの困難を乗り越え、
栄光をつかんで頂きたいと願い、
この格言を医院の壁に取り付けました。
2015年6月  

PER ASPERA AD ASTRA(ペル・アスペラ・アド・アストラ)について

1977年にNASAから打ち上げられた2機のボイジャー探査機 (図1) には、ボイジャーのゴールデンレコードが搭載されました。

このレコードには、地球外知的生命体や未来の人類が見つけて解読してくれることを期待して、地球の生命や文化の存在を伝える音や画像が収められています。すなわち、この時代の地球上には男女がいて、食べる、飲むなど人々の日常生活から、昼・夜の風景、交通渋滞、学校、買い物、スポーツなどの行動写真、数字(cmの単位や分数など)、それから各国や地域を代表する各種の音楽・民族音楽なども含まれています。コーネル大学のカール・セーガンを委員長とする委員会によって決められました。

レコードに収められた内容は、ボイジャー探査機が太陽以外の恒星近傍(その恒星まで1.6光年離れた地点)へ到達するには4万年を要するため、もしボイジャーの方向に地球外知的生命体がいたとしてもそこに到達するまでにはとてつもない長い時間がかかります。

天文学的な時間を要するのですが、いわば宇宙に埋めたタイムカプセルと考えられ、時空を超えた壮大なロマンを創造させます。

このレコードジャケット (図2) には上記のラテン語の格言のモールス信号が収められています。Astraとは天、星座をも意味し、宇宙にぴったりの言葉です。セネカの言葉ですが、Ad astra per asperaという表記もあります。

ちなみに、ラテン語の下の点線は、この格言のモールス信号です。          

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図1 ボイジャー探査機

図2 ゴールデンレコードのジャケット

写真はVoyagerのHPより